当院について

ご挨拶

理事長

日頃より当院の病無遂行にご協力いただいている皆様ありがとうございます。

当院が最も力を入れている消化器疾患の領域では、食生活や生活習慣により疾病も変わってきています。即ち、既製品の離乳食の普及によるピロリ菌感染者の減少と除菌による減観戦者の減少で、胃癌患者は減少しています。
しかし、脂肪性食品の摂取がふえたことによる大腸癌患者の増加がみられ、潰瘍性大腸炎、クローン病等の炎症性腸疾患も毎年患者が増えています。胃癌大腸癌の診断精度を上げる為の内視鏡や開腹手術なしの内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)や内視鏡的粘膜切除術(EMR)で治療しております。
また、屈曲が多く、見落としやすい襞裏のポリープを少しでも早く発見する為に、大腸内視鏡AIを導入します。肝胆膵領域においては、急性胆嚢炎の経乳頭胆嚢ドレナージや胆膵病変に対する超音波内視鏡(EUS)及びEUS下の組織診による膵癌GIST早期診断を行い、治療選択に役立てております。

緩和ケア病棟|いまここ|が開設して3年が経ち、敷地内の木や草花が土壌に馴染んできて大変良い雰囲気を醸し出しております。患者さんとご家族にゆっくりした時間を提供でき、喜んでいただいております。これも当院の理念に賛同いただいているボランティアの皆様のおかげと大変感謝しております。

これからも患者さんや、地域の為に役立ち、頼りにされる病院であるように努力して参りますので、皆様どうぞよろしくお願い致します。

理事長 川村 統勇
理事長

川村 統勇

名誉院長

2020年6月に新病棟と内視鏡センター、そして20床の緩和ケア病棟|いまここ|をオープンし、内視鏡件数は年間10,000件を超えました。

CTや一般撮影、MMGなども新しく、診断治療上精度が高く短期間での診断治療が可能となっています。手術も全身麻酔を4/週とし、5/週で良悪性の消化器、肝胆膵病変を腹腔鏡下手術で、また乳癌の手術も行っています。
昨年は全身麻酔309件、腰椎麻酔300件と計609件の手術を行っております。

今後とも医療安全管理を徹底し、来院患者さんが受診してよかったと思えるよう、職員一丸となり努力して参りますので、よろしくお願い致します。

名誉院長 川村 武
名誉院長

川村 武

院長

この度、2024年7月1日、医療法人秀峰会川村病院の院長に就任しました。超高齢化社会、労働人口減少、コロナ感染症など医療を取り巻く環境はめまぐるしい変化をしている中、院長就任という重責を託されたことに、身の引き締まる思いをしています。と同時に、幼少期を過ごし、私を育てていただいた富士地域の皆様に医療を通じて社会貢献できることに嬉しさも感じています。

60年前に祖父が開業した当院は消化器疾患を中心に一貫して地域に密着した医療活動を行い、今日まで参りました。私が2014年に当院赴任後、当院は‘診断から治療、そして看取りまで’を掲げ、2016年に今後の在宅需要の増加に備え、近隣の先生方と協力し、機能強化型在宅支援病院として活動開始、2020年には緩和ケア病棟を開設し、従来の内視鏡、手術だけでなく、最期まで一貫して診療することが出来るような体制になりました。今後は更なる医療の質、患者様満足度の向上を目指し、今回私が院長を就任するのを機に、当院のパーパスを定めました。

診断から治療、そして看取りまで
関わる人全ての大切にしたいものを大切にしたい

川村病院は多くの職員、近隣の先生方、患者様達に支えられ、今日があります。地域の皆様が安心して治療を受けられるよう、最新の医療技術と温かい心でお迎えし、その信頼に応えることで、今後も当院に関わる全ての人の大切にしているものを大切にして、地域の方々に最先端の医療を安全に届けられるよう、努力し、皆様に必要とされ、愛される病院を目指していきたいと思います。

最後に、この地域の皆様と共に、健康で幸せな未来を築いていくことを心より願っております。何かご質問やご意見がございましたら、いつでもお気軽にお声掛けください。
これまでの当院に対する多大なご支援をいただきましたことに厚く御礼申し上げると同時にこれからの川村病院にも引き続き、ご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

院長 川村 雅彦
院長

川村 雅彦


病院理念・基本方針・患者様の権利

医療法人社団 秀峰会 川村病院

理念

  1. 自分・家族が受けたい医療の実践
  2. 患者様の人権を尊重した医療の実践
  3. 地域に密着した医療活動の実践
  4. 職員の成長と幸福を追求する医療の実践

基本方針

  1. 診断から治療・看取りまで、医療スタッフの知識、技術等の向上を図り、医療機器の整備を行い、良質で安心安全な医療を提供します。
  2. 地域医療を担う為、地域住民の診療要請に関しては可能な限り応じるよう努めます。
  3. 最新のガイドラインに沿った標準治療を行います。
  4. 強化型在宅療養支援病院として、地域連携を強化し在宅治療まで全人的な医療を提供します。

患者様の権利

  1. 一人一人の人格や価値観などが尊重された医療を受ける権利があります。
  2. ご自分の希望や意見を述べる権利があると共に希望しない医療を否定する権利があります。
  3. 理解しやすい言葉や方法で、納得できるまで十分な説明と情報提供を受ける権利があります。
  4. 十分な説明と情報提供を受けたうえで治療方法などを自らの意思で選択する権利があります。
  5. 診療の過程で得られた個人情報の秘密が守られる権利があります。

病院概要

名称 医療法人社団秀峰会 川村病院
所在地 〒416-0907 静岡県富士市中島327
連絡先 TEL/0545-61-40500545-61-4050 FAX/0545-64-7806
開設者 川村 統勇
院長 川村 武
開設年月日 1964年4月
従業員数 175名(2024年3月31日現在)
指定医療機関 救護病院、救急告示病院
第三者評価 日本医療機能評価機構 病院機能評価3rdG Ver.2.0
許可病床数 76床
敷地面積 5205.81m2
診療科目 外科・内科・乳腺外科・整形外科・緩和ケア内科・精神科・消化器外科・麻酔科・腫瘍内科・胃腸内科・胃腸外科・肛門外科・漢方内科・リハビリテーション科
学会認定 日本外科学会外科専門医制度関連施設
日本消化器外科学会専門医修練施設
日本消化器内視鏡学会指導連携施設

日本消化器病学会関連施設
日本大腸肛門病学会関連施設

日本胃癌学会認定施設B

日本乳癌学会関連施設

日本肝臓学会肝臓専門医制度特別連携施設
日本緩和医療学会(緩和ケアチーム登録)

施設基準

施設基準とは、医療法で定める医療機関及び医師等の基準の他に、健康保険法等の規定に基づき、厚生労働大臣が定めた保険診療の一部について医療機関の機能や設備、診療体制、安全面やサービス面等を評価する為の基準となります。
当院では、各項目に対して東海北陸厚生局に届出をし、それに基づいた医療サービスをご提供し、所定の診療報酬点数を申し受けております。

  • 急性期一般入院料1
  • 緩和ケア病棟入院料1
  • 機能強化加算
  • 診療録管理体制加算1
  • 救急医療管理加算
  • 医療安全対策加算2
  • 医療安全対策地域連携加算2
  • 感染対策向上加算3
  • 連携強化加算
  • 入退院支援加算1
  • 病棟薬剤業務実施加算1
  • 急性期看護補助体制加算
    (25対1)
  • 看護職員夜間配置加算
    (16対1配置加算1)
  • 看護職員処遇改善評価料74
  • 医師事務作業補助体制加算2
    (75対1)
  • 療養環境加算
  • 入院時食事療養(Ⅰ)
    ・入院時生活療養(Ⅰ)
  • がん性疼痛緩和指導管理料
  • がん患者指導管理料
    (イ)(ロ)
  • 薬剤管理指導料
  • 検体検査管理加算
    (Ⅰ)・(Ⅱ)
  • CT撮影及びMRI撮影
  • 外来化学療法加算2
  • 外来腫瘍化学療法診療料2
  • 無菌製剤処理料
  • 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術
  • 輸血管理料(Ⅱ)
  • 輸血適正使用加算
  • 自己生体組織接着剤作成術
  • せん妄ハイリスク患者加算
  • 強化型在宅療養支援病院
  • 在宅時医学総合管理料及び
    施設入居時医学総合管理料
  • 在宅がん医療総合診療料
  • 胃瘻造設
  • 胃瘻造設時嚥下機能評価加算
  • 人工肛門・
    人工膀胱造設前処置加算
  • 院内トリアージ実施料
  • がん治療連携指導料
  • 医科点数表第2章第10部手術の
    通則の16に規定する手術
  • データ提出加算1
  • 夜間休日救急搬送医学管理料
  • 救急搬送看護体制加算2
  • 酸素単価

院内の取り組み(各委員会について)

川村病院では様々な委員会を設置し、部署をまたいだ知識の共有や技術向上を目的に活動を行っています。

  • 運営委員会
  • 感染防止委員会
  • 褥瘡対策委員会
  • 医療安全管理対策委員会
  • 医療機器安全管理対策委員会
  • 教育研修委員会
  • 清掃委員会
  • 産業廃棄物委員会
  • サービス推進委員会
  • 安全衛生委員会
  • 手術室運営委員会
  • 診療情報管理委員会
  • 栄養管理委員会
  • 臨床検査委員会
  • 血液製剤管理委員会
  • 災害対策委員会
  • 薬事委員会
  • コーディング委員会
  • 倫理委員会
  • 医療安全事故調査委員会

川村病院の歴史

1964

4月 川村外科医院 開院(病床数18床)

1982

4月 川村 統勇 副院長に就任
5月 川村 武 副院長に就任

1984

9月 川村病院 開設(病床数43床)

1991

10月 医療法人社団 秀峰会 川村病院 設立、川村 雅俊 理事長に就任

1996

8月 南館病棟増設(病床数63床)
9月 川村 統勇 院長に就任

1999

3月 訪問看護ステーション『ケアメイト』開設

2003

10月 画像システム導入

2004

3月 新館増改築完成(病床数60床)
7月 川村 統勇 理事長に就任

2006

9月 日本医療機能評価機構 病院機能評価 Ver.4 認定

2011

9月 日本医療機能評価機構 病院機能評価 Ver.6 認定更新

2014

1月 電子カルテ導入

2016

1月 川村 武 院長に就任
9月 日本医療機能評価機構 病院機能評価 3rdG Ver.1.1 認定更新

2017

7月 川村 雅彦 副院長に就任

2018

10月 幸ハウス開設

2020

5月 医療棟増改築(病床数56床) 内視鏡センター 開設
6月 緩和ケア病棟 | いまここ|(病床数20床) 開設

2021

9月 日本医療機能評価機構 病院機能評価 3rdG Ver2.0 認定更新
10月 堤 謙二 副院長に就任