①痔核
痔の中でもっとも多いタイプで一般には、「いぼ痔」とも呼ばれます。
痔核は、肛門の周囲の動静脈瘤の一種で、血管と結合組織が肛門内に盛り上がり、コブ状になったものです。
痔核は、できる場所によって内痔核と外痔核に分けられます。
歯状線より上(直腸)にできたものを内痔核、下(肛門)にできたものを外痔核と呼びます。
便秘や下痢で肛門に負担をかけることを繰り返していると、血管が切れて出血したり、血流が悪くなってうっ血することで肛門内にいぼのように出てくることがあります。
痔核を放置すると、徐々に大きくなり、脱肛(排便時にいぼが肛門の外に出てくる)を起こすようになります。
外痔核は肛門の縁にできるいぼ痔です。内痔核は余り痛みが無いのに対し、突然の痛みと腫れが特徴です。